求人情報の賢い見方と時給の利点

最低賃金上げで時給があがりますが

求人情報の賢い見方と時給の利点 この5月から議会で審議されているのが非正規労働者の最低賃金切り上げです。日本の非正規労働者の代表格が主婦のパートです。その最低賃金は、日給や月給よりも、時給のかたちで提示されることが多いです。数年ぶりの改定になりますが、全国平均で非正規労働者の最低賃金が18円増額されます。時給わずか18円でも、一か月累積すれば大きな金額となります。一か月あたりでは12万円稼げる計算となります。

法案が審議されて議会で可決されれば、いよいよ非正規労働者の給与があがります。全国の労働者のうち非正規労働者の占める割合は4割ほどです。これらの人々の給与が上がれば、それで購買力が増大し、ひいては日本のGDPを推し進めることになります。なぜならば、日本のGDPは個人の消費が6割を占めるからです。主婦のパートなどを主体として非正規労働者が拡大の動きですが、非正規労働者たちにとっては朗報でしょう。

大切なことは大企業ではなくて、中小企業の体力強化です。なぜならば、日本の中小企業が占める割合は全体の7割程度にも達するほどですから。中小企業が非正規労働者の時給の切り上げに耐えうる体力を有していることが、成否の分かれ道となります。