非正規労働者の最低賃金切り上げ、時給18円
先月8月の初めの新聞紙上で大きく取り上げられているので、記憶に新しい人たちが多いことでしょう。全国の非正規労働者たちの最低賃金が久しぶりに改定されます。改定で引き上げられる金額は全国平均にしてわずか18円です。日本のこの種の改定はたいへんつつましやかです。例えば数年前、タイでも最低賃金の切り上げありました。タイのは時給ではなくて日給ですが、日給100バーツが、いきなり3倍の300バーツまで引き上げられました。
この引き上げによりタイ経済はたちまち回復し、住宅や不動産業を中心としてバブル景気が続いています。日本もわずか18円といった小さな値上げをするのではなくて、2倍とか3倍にしたら、日本経済は瞬く間に回復するのではないでしょうか。
今年の5月に、国会に非正規労働者の最低賃金切り上げ法案が提出され、それが審議されています。全国平均で時給18円の値上がりで、東京では時給が907円になります。地方と東京との格差が埋まらず、地方では700円程度に時給が抑えられてしまっています。非正規労働者として多数を占める人々は圧倒的にパートタイムなどで働く主婦が多いそうです。主婦のパート時給があがることはうれしいことですが、税制との兼ね合いが微妙です。
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